2018年7月6日 金曜日
骨盤が体の土台説の時代は終わった!?
よく骨盤は体の土台だ!だから土台がゆがむと体は全部ゆがむ!なんて雑誌やインターネットでは言われますが本当にそうでしょうか?少し視点を変えて考えることが必要かも知れません。骨盤を矯正しても一向に体が良くならないのはこの視点のずれかもしれませんね。
最近では骨盤の重要性はほとんどの方が認識されていると思います。
雑誌やインターネットなどで骨盤の重要性が説かれた記事をよく目にします。
確かに骨盤は人間にとっては重要なものです。
そのような記事を見ていると「骨盤は体の土台」と書かれています。
私もそのような記事や勉強会で話を聞いて来たので骨盤は土台だという認識でいました。
確かに土台という考え方をすると土台だと捉えられることはできます。
しかしここで重要なのは以下の事なのです。
よく人間の体を建物に例えられた図などをよく目にするかと思います。
そして「土台が崩れると建物が崩れる」・・・・と。
つまり人間の体に当てはめると「骨盤が歪むと体が歪む」
確かにこの言葉を断片的に捉えると正解です。
骨盤が傾けば背骨も股関節も歪まざるを得ません。
この理論を真に受けると重大な勘違いをしてしまいます。
どのような間違いか?
「骨盤から歪む」という勘違いが起きてしまいます。
体は歪められるようにできています。
むしろ歪められないと自由な動きがとれません。
歪み自体が問題ではなくそれが固定化してしまうことが問題なのです。
歪みはどこから起こるでしょうか?
これにはそれぞれの先生やトレーナーの理論があります。
全てを否定できません。
骨盤、足元、上部頸椎、内臓・・・
しかし、ここでフラットに見てみると
骨盤から歪める事をしようと思うと
傾いた椅子に座っているなどの座面がおかしいという事以外は考えにくいのです。
座面などの問題以外で歪みを考えてみると
全て上半身の質量の重心移動が起こります。
そこには胸骨から動くや上部頸椎から動く、頭から動くといった説がありますが
ざっくりまとめると上半身ということになります。
その重心移動に対して骨盤や足が対応して傾きや捻れを作ります。
それによってバランスが保たれます。
そしてそれが固定化することでいわゆる歪みが発生するのです。
つまり骨盤から歪んだわけではないので骨盤の歪みをいくらなおしても
上半身の問題を改善させないとまた骨盤は歪んでしまうのです。
骨盤を改善させるのは二の次になるのです。
骨盤が土台というと従来のような考え方の誤解が生まれてしまいますが、
骨盤は「体の受皿」と考えるとこのような誤解は生まれないのではないでしょうか?
実際、発生学観点で考えても骨盤は土台でもなんでもなかったのです。
4つ足動物の骨盤は薄っぺらく骨盤底筋群もそんなに強くありません。
人間は2足歩行を手に入れたことで自由度を手に入れました。
それと引き換えに内臓下垂や上半身を下半身で支えるということが必要になりました。
そのことで骨盤は分厚く短くなり骨盤底筋群は強靭になったのです。
そのことでお産が難しいものにもなりました。
話を戻すと
骨盤は内臓や上半身の重みを支える受皿となったのです。
これだけの重みを支えるのに薄っぺらいお皿ではダメなのです。
お皿が薄く弱い状態だと支え切れません。
つまり、上半身の問題(歪みや内臓の問題)を
しっかり改善させた上でお皿を強くする必要があります。
明らかな運動不足やお産で確実にお皿は弱い状態になります。
妊娠中も上半身の質量は増えるのでお皿には負荷がかかります。
1日でも早く強くする必要がありそうですね。
Contents
・骨盤は体の土台?
最近では骨盤の重要性はほとんどの方が認識されていると思います。
雑誌やインターネットなどで骨盤の重要性が説かれた記事をよく目にします。
確かに骨盤は人間にとっては重要なものです。
そのような記事を見ていると「骨盤は体の土台」と書かれています。
私もそのような記事や勉強会で話を聞いて来たので骨盤は土台だという認識でいました。
確かに土台という考え方をすると土台だと捉えられることはできます。
しかしここで重要なのは以下の事なのです。
・土台が崩れれば全てが崩れる?
よく人間の体を建物に例えられた図などをよく目にするかと思います。
そして「土台が崩れると建物が崩れる」・・・・と。
つまり人間の体に当てはめると「骨盤が歪むと体が歪む」
確かにこの言葉を断片的に捉えると正解です。
骨盤が傾けば背骨も股関節も歪まざるを得ません。
・ここで勘違いが起こります
この理論を真に受けると重大な勘違いをしてしまいます。
どのような間違いか?
「骨盤から歪む」という勘違いが起きてしまいます。
・歪みは悪ではない
体は歪められるようにできています。
むしろ歪められないと自由な動きがとれません。
歪み自体が問題ではなくそれが固定化してしまうことが問題なのです。
・歪みは骨盤からは起こらない
歪みはどこから起こるでしょうか?
これにはそれぞれの先生やトレーナーの理論があります。
全てを否定できません。
骨盤、足元、上部頸椎、内臓・・・
しかし、ここでフラットに見てみると
骨盤から歪める事をしようと思うと
傾いた椅子に座っているなどの座面がおかしいという事以外は考えにくいのです。
・上半身の質量が歪みを起こしている
座面などの問題以外で歪みを考えてみると
全て上半身の質量の重心移動が起こります。
そこには胸骨から動くや上部頸椎から動く、頭から動くといった説がありますが
ざっくりまとめると上半身ということになります。
その重心移動に対して骨盤や足が対応して傾きや捻れを作ります。
それによってバランスが保たれます。
そしてそれが固定化することでいわゆる歪みが発生するのです。
・骨盤矯正しても歪みはなおらない
つまり骨盤から歪んだわけではないので骨盤の歪みをいくらなおしても
上半身の問題を改善させないとまた骨盤は歪んでしまうのです。
骨盤を改善させるのは二の次になるのです。
・土台ではなく受け皿という考え方がぴったり?
骨盤が土台というと従来のような考え方の誤解が生まれてしまいますが、
骨盤は「体の受皿」と考えるとこのような誤解は生まれないのではないでしょうか?
実際、発生学観点で考えても骨盤は土台でもなんでもなかったのです。
4つ足動物の骨盤は薄っぺらく骨盤底筋群もそんなに強くありません。
人間は2足歩行を手に入れたことで自由度を手に入れました。
それと引き換えに内臓下垂や上半身を下半身で支えるということが必要になりました。
そのことで骨盤は分厚く短くなり骨盤底筋群は強靭になったのです。
そのことでお産が難しいものにもなりました。
話を戻すと
骨盤は内臓や上半身の重みを支える受皿となったのです。
これだけの重みを支えるのに薄っぺらいお皿ではダメなのです。
・あなたのお皿は大丈夫でしょうか?
お皿が薄く弱い状態だと支え切れません。
つまり、上半身の問題(歪みや内臓の問題)を
しっかり改善させた上でお皿を強くする必要があります。
明らかな運動不足やお産で確実にお皿は弱い状態になります。
妊娠中も上半身の質量は増えるのでお皿には負荷がかかります。
1日でも早く強くする必要がありそうですね。