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【症例】産後の恥骨痛(くしゃみをすると激痛)
2016年7月27日 水曜日
妊娠中から恥骨に負荷がかかっていたこと、
元々の股関節バランスが悪かったこと、
分娩に時間がかかったこと、初産であったこと、
体が小さかったことなどが影響し
産後の恥骨痛が増強したと考えられる。
恥骨周辺の靭帯及び骨盤底筋群の負傷炎症部の
回復は時間を要するが神経系の回復、股関節バランスなどの調整をすれば
恥骨痛は今回のケースのように圧倒的に回復スピードは上がる。

利用者
女性(産後2週間) Tさん 34歳 池田市在住
主症状
産後の恥骨痛・仙腸関節痛
妊娠中より痛かった恥骨痛が産後ひどくなり
通常歩行困難、くしゃみの際に割れるように痛い
その他の症状
疲労感
過去に受けていた施術
なし
主な施術ポイント
骨盤、恥骨、股関節、足関節、トレーニング指導
施術の経過と内容
1診目産後まもないことと疲労が強いため体力を回復させる施術
2診目やや体力が回復していたので恥骨付近の調整
歩行が楽になる
3診目寝返り時の疼痛が残存するため股関節周辺の筋肉と恥骨のバランス、足関節の調整
歩行及び寝返り検査ではペインスケール10→2
考察
妊娠中から恥骨に負荷がかかっていたこと、
元々の股関節バランスが悪かったこと、
分娩に時間がかかったこと、初産であったこと、
体が小さかったことなどが影響し
産後の恥骨痛が増強したと考えられる。
恥骨周辺の靭帯及び骨盤底筋群の負傷炎症部の
回復は時間を要するが神経系の回復、股関節バランスなどの調整をすれば
恥骨痛は今回のケースのように圧倒的に回復スピードは上がる。
骨盤ベルトはあくまでも補助的なものであり間違った付け方や長期間の
着用は回復を遅らせる。
またトレーニングも間違えると疼痛の増強につながる。
実際この方も間違ったトレーニングにより腹圧をあげてしまい
骨盤底筋群に負荷がかかり疼痛が増していた。
(個人の症例です)
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『症例』