2023年9月15日 金曜日
【症例】骨盤の不安定性が生む腰痛の典型的なパターン
今回は、骨盤の不安定性が生む腰痛の典型的なパターンでした。 この方の場合、一人目をご出産されてから弱った骨盤底のままでの生活が痛みの要因として大きかったと考えます。
その証拠に、妊娠初期の状態にしては腰が反りすぎていたことや、骨盤底筋が全然使えてなかったことなどが挙げられます。 画像診断でヘルニアが認められる方でも、症状が出ていない方は山ほどいます。
大切なのは、ヘルニアが出ている原因に目を向けるということ。
骨盤底筋や腹部の筋肉など、支えが弱ければ骨格にだって負担はかかります。 ヘルニアの症状でお困りの方の中にも今回のような原因を取り除くことで改善するケースは沢山あるでしょう。
中学3年の時に整形外科でヘルニアと診断される。
19歳の時に歩けないほどの痛みが出現。
2か月前にご懐妊し、横向きで寝ている姿勢からの起き上がりができないほど痛む。
この方の場合、一人目をご出産されてから弱った骨盤底のままでの生活が痛みの要因として大きかったと考えます。 その証拠に、妊娠初期の状態にしては腰が反りすぎていたことや、骨盤底筋が全然使えてなかったことなどが挙げられます。
画像診断でヘルニアが認められる方でも、症状が出ていない方は山ほどいます。
大切なのは、ヘルニアが出ている原因に目を向けるということ。
骨盤底筋や腹部の筋肉など、支えが弱ければ骨格にだって負担はかかります。
ヘルニアの症状でお困りの方の中にも今回のような原因を取り除くことで改善するケースは沢山あるでしょう。
スタッフ 乾
悩み
腰痛 中学3年の時に整形外科でヘルニアと診断される。
19歳の時に歩けないほどの痛みが出現。
2か月前にご懐妊し、横向きで寝ている姿勢からの起き上がりができないほど痛む。
その他の症状
なし 過去に受けていた施術
マッサージ 主な施術ポイント
骨盤底筋 施術内容と経過
【1回目】
姿勢チェックで反り腰(+)
坐骨の開きや痛みの出る動作などから、骨盤底筋の弱りが見られる。
上向きで寝たり、腰を少しひねるだけで激しい痛みが出る状態。
それによって周辺組織の緊張が強く出ていたので、下肢を中心に筋緊張や循環改善の施術。
骨盤などの関節調整は一切せず、まずは骨盤底筋の使い方や力の入れ方の意識をお伝え。
骨盤底筋の使い方を覚えてきた頃に再検査を行ったところ、腰をひねる動作での痛みはほぼ消失。
自宅で骨盤底筋の使い方トレーニングを指導し終了。
【2回目】
2日後来院。
動作開始時の痛みはかなりマシに。
ペインスケール10→6。
抱っこや歩行時など、負担がかかった時の痛みは少し残るが、骨盤底筋の意識をすることで痛みが出なくなるということがわかっただけで、安心感が得られて良かったとのこと。
前回と同じ方針で施術を進めたところ、前回よりも動作がスムーズになり痛みも緩和されているので、骨盤底筋の再教育を続けることで症状のさらなる緩和を目指す。
考察
今回は、骨盤の不安定性が生む腰痛の典型的なパターンでした。 この方の場合、一人目をご出産されてから弱った骨盤底のままでの生活が痛みの要因として大きかったと考えます。 その証拠に、妊娠初期の状態にしては腰が反りすぎていたことや、骨盤底筋が全然使えてなかったことなどが挙げられます。
画像診断でヘルニアが認められる方でも、症状が出ていない方は山ほどいます。
大切なのは、ヘルニアが出ている原因に目を向けるということ。
骨盤底筋や腹部の筋肉など、支えが弱ければ骨格にだって負担はかかります。
ヘルニアの症状でお困りの方の中にも今回のような原因を取り除くことで改善するケースは沢山あるでしょう。
スタッフ 乾