産後のかかとの痛みの原因と治す方法
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あなたはこんなお悩みありませんか?
実はこれ産後よくみられる症状なんです。
このかかとの痛みについて産前産後ケア専門の整体師が
解説していきましょう。
かかとの痛みは珍しいことではありません
このかかとの痛み実は結構痛いのです。
何かがおかしくなっってしまったのではないか?
と、思うぐらい痛いことも。
でも、安心してください。
ほとんどの場合必ずと言っていいほど改善します。
骨がどうにかなっているのではないか?と感じてしまいますが骨自体に問題があるケースはほとんどありません。
産後、強い弱いはあるものの結構な確率で診られる症状なのです。
骨ではなく何が痛むのか?
①踵にはみなさんご存知のアキレス腱という腱が付着します。
アキレス腱は強烈な力を伝えます。
そのアキレス腱が付着するところに必要以上に負荷がかかった状態で
問題が発生しているケース
②足の裏に足底腱膜というこれまた強い力を伝える膜とういうか硬い筋のようなものがあります
これが過緊張状態になり痛みを発している状態です。
原因は?
痛みが出てなかなか改善しない直接的な原因としては以下の2つがあります。
①過度の加重
産後は抱っこすることにより負担が増えます。
さらに抱っこしたままでの立ち座りの動作が増えます。
さらに床から立ち上がる際や階段の昇降では
体重の2〜4倍の加重が足にかかります。
②むくみ
産後はどうしてもむくみやすい状態にあります。
実はこのむくみも痛みを強める原因になるのです。
その他の要因は?
主な原因は上記の2つですがその他にも要因は考えられます。
①冷え
冷えはむくみの原因にもなります。
冷えることにより血流も低下し回復も遅くなります。
②疲労
詳しくは後述しますが疲労するとバランスが崩れさらに踵に負担がかかります。
また、踵に炎症が起こっている場合なども疲労していると回復が遅れてしまいます。
産後、誰もが足部に通常時以上の負担がかかっていると言えるでしょう。
しかし、ほとんどの人はその負担を和らげ回復するシステムが働いているのですが
疲労が強すぎると負担が回復のスピードを上回ってしまうのです。
③坐骨神経の問題説
腰から出る坐骨神経の枝が踵周辺にまで伸びできます。
その坐骨神経の痛みが出ていることも考えられます。
筋力不足や体重も要因?
踵に痛みが出る方の傾向を見ていると
全体的には筋肉が弱い人に多く見られます。
また産前より大幅に体重が増えてしまった方にも多く見られる傾向があります。
これらはやはり支える力が単純に弱いという問題と
筋肉が弱いと筋ポンプと呼ばれる循環させる力が弱いためむくみやすい傾向もあります。
足の筋肉の問題だけではありません
足、特にふくらはぎの筋力も重要ですが
実は足だけではなく骨盤周辺の筋肉や腹筋群、背筋群などの筋肉も重要になります。
妊娠中の姿勢や運動不足、胎児の姿勢によって腹筋群は引き伸ばされて低下してしまいます。
↓
臀部の筋肉も低下します
↓
骨盤底筋群も弱ります
↓
その状態で抱っこします
これらにより姿勢は崩れ『重心』が変化します。
この『重心の変化』が非常に重要になります。
重心が変わると余計に緊張したり骨格にも歪みが生じてしまいます。
特に足底にかかる圧も変わり足のアーチが潰れてしまうケースもあります。
どのように改善するのか?
短期的に見た場合
短期的に見ればふくらはぎや足底の筋肉の状態を改善しなければいけません。
長期的に見た場合
ふくらはぎの筋肉や足底の筋肉を改善しただけでは中々根本的には改善しません。
むくみを取ること
弱ってしまった筋肉の強化が必要になります。
自分で改善するためのセルフケア
ふくらはぎや足の裏をマッサージ
入浴時や寝る前にふくらはぎや足の裏を優しくマッサージしましょう。
ポイントは痛くない程度です。
クリームやオイルをつけてもいいでしょう。
踵の痛い部分はご自身では触らないのが無難でしょう。
→余計に炎症を広げてしまう可能性があります。
筋力の強化
いきなり足の筋肉の強化を図ると痛みが増してしまいます。
重心や体の安定性を高めるために
骨盤周辺の筋肉や腹筋群、背筋群から強化する必要があります。
長期化する場合やひどい場合は専門家に見てもらうことをオススメします
踵の痛みは自然に消失することもありますがそれらの場合再発する可能性が非常に高くなります。産後の状態をしっかりと認識した専門家に体の状態を見てもらい足の問題の改善、重心の調整、強化すべき
筋肉や正しいセルフケアの指導を受けられることをお勧めします。
産後のかかとの痛みは夏に多い?
産後以外の方でも実は夏になると足の裏の痛みやだるさ、ふくらはぎの張り、
その要因はなんでしょう?
また授乳中の方は母乳でも栄養を取られてしまいますので