症例紹介 カテゴリー
【症例】筋肉も関節も緩めるタイミングを間違ったら子育てが困難になったかもしれない
2017年3月24日 金曜日
産後のママさんへ
気持ち良いマッサージも時と場合でギックリ腰になることも………
今回は筋肉も関節も緩めるタイミングを間違ったら、
子育てが困難になったかもしれない産後のママの症例です。
産後のママさんへ
気持ち良いマッサージも時と場合でギックリ腰になることも………
今回は筋肉も関節も緩めるタイミングを間違ったら、
子育てが困難になったかもしれない産後のママの症例です。
利用者
女性 30代 吹田市在住
主症状
腰痛 (妊娠中にギックリ腰になってそんな感覚)
その他の症状
特になし
過去に受けていた施術
マッサージ
主な施術ポイント
関節を緩めるタイミング
施術の経過と内容
1回目
腰の検査では前屈時、後屈時ともに痛み出現。
骨盤の触診では骨盤底筋群の弱さがかなり目立つ状態。
かなり疲労が溜まっている事で循環力の低下がありそれによって回復出来ていない状態。
それに加え筋肉の弱さの影響が痛みが出ていると思われた。
回復しやすいように循環力を整える施術、全体の骨格を整えた上で産後用の運動療法で施術を進める。
施術後のペインスケールは10→2まで下がった。
産後の体重のお話し。
骨盤が締まる過程のお話し
立ち方の指導をして終了。
2回目
2日後
痛みやギックリ腰になりそうな不安感が取れたとの事。
安定していないので前回と同じ施術で進める。
また、仙腸関節を固めるイメージでアプローチ。
産後トレーニング指導。
3回目
3週間後
期間が空くとまだギックリ腰になりそうな感覚出現。
しかし、当院に来る前に比べると回数はかなり減っているとの事。
施術のベースは変えず進める。
前回の仙腸関節を固めるイメージよりも緩める方針で施術。
4回目
1ヶ月後
ギックリ腰になりそうな感覚は完全に消失。
背中から腰にかけて凝っている感じ。
膵臓の反応、肋骨の動き、骨盤の歪みをメインに施術。
産後のトレーニング2つ指導。
5回目
1週間後
背中から腰にかけての凝り感ましに。
背中から腕にかけての引っ張りを除去。
6回目
3週間後
痛み、凝り感ほぼなし。
より細かいところの関節の動きを解放するため、肘.膝.股関節をアプローチ。
骨盤を締めるための施術。
考察
今回も産後のあるある症状だったと思われます。
関節が硬くなっているから、筋肉が硬くてそこが痛いからって言われても緩めるべきタイミングをみないといけないと思います。
今回もギックリ腰になりそうなぐらい安定していない状態ですぐに硬くなっている関節、筋肉を緩めると支えがなくグラグラになってギックリ腰になっていたかもしれないと思います。
だから、初めて利用してくださった際は緩めるのではなく体を整えるのと筋肉の使い方を覚えてもらう施術で終わりました。
そうすることによって本来硬くなって欲しいところが硬くなり安定します。
そこから本来柔らかく動きがないといけないところにアプローチした方が安全だとわたしは思います。
その関節の硬さを生んでいたのも、周りの筋肉が硬くなっていたのも全て骨盤底筋群が原因だったと思われます。
