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【症例】産後の背中の痛み 恥骨痛
2017年5月11日 木曜日
今回の症例では疲労から内臓反射が起きてました。
その結果胸郭周りの関節(胸椎、肋椎、肩甲骨など)が固くなり痛みが出ていたと思われます。
この疲労はもちろん育児によるものですが、育児を同じようにしていても痛みが出ない方もいます。
その違いは？
利用者
女性 20代 箕面市在住
主症状
背中の痛み
恥骨痛
その他の症状
骨盤締めたい
過去に受けていた施術
マッサージ
主な施術ポイント
内臓の反射→胸郭の動き
呼吸
施術の経過と内容
1回目
問診で動いている際の痛みがなく、動作のし始めに痛みが強いとの事。
触診していくと循環の悪さ、胸郭の動きの悪さが要因。
また、胸郭の動きは内臓の反射(肝臓、膵臓)で固くなっていると判断し施術。
施術後は楽に。
立ち方や座り方、反り腰の注意を指導。
2回目
3日後
恥骨の痛みは消失。
背中は当日は痛みがかなり楽だったが、次の日から段々戻ってきたとの事。
前回の施術に加え、反り腰に対しての矯正。
産後のトレーニング指導。
3回目
週間後
背中の痛みは消失。
しかし、胸腰椎移行部に痛みを感じる。
前回の施術に加え、呼吸法を施術に加える。
施術中に伝えた呼吸法を指導。
4回目
1週間後
背中、胸腰痛移行部、恥骨痛みましに。
前回の施術で進める。
5回目
1週間後
前回同様痛み消失。
前回の施術に加え、骨盤締めるための施術を追加。
骨盤を締めるため、腹筋を鍛えるためのトレーニング指導。
※産後に普通の腹筋をやるといけない事を説明。
考察
今回の症例では疲労から内臓反射が起きてました。
その結果胸郭周りの関節(胸椎、肋椎、肩甲骨など)が固くなり痛みが出ていたと思われます。
この疲労はもちろん育児によるものですが、育児を同じようにしていても痛みが出ない方もいます。
その違いは？
呼吸です。
本来自分がリラックスしている時に深呼吸されています。
産後すぐに育児に専念するとこの深呼吸が出来ていない方、出来るている方と分かれます。
本来深呼吸で胸郭は大きく広がり、縮みます。
これが関節をしっかり動かして固まりにくくしています。
出来ていないと関節は固まり筋肉にかなり負担をかけます。
また深呼吸は酸素を多く取り入れエネルギーに変えます。
これで疲労をしっかり取る事ができますが、これも出来ていないと上手くエネルギーに変えれず疲労が蓄積されていきます。
今回はこのような経緯で症状につながったと思われます。
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