2018年1月24日 水曜日
産後の不安やイライラはホルモンの問題だけではない?
産後の不安やイライラはホルモンの問題だけではない?
産後イライラする
なんだかモヤモヤする
不安感が拭えない
産後このような気持ちになるのはよくあることです。
そしてこれらはマタニティブルーズやひどくなると産後うつといった名前で呼ばれます。
女性ホルモンが急激に減少するときなどに起こり、徐々に症状も落ち着いてくるといったものがほとんどです。
しかし中には数年たってもそのまま治らない方もおられます。
病院に行って薬を処方してもらって飲むほどでもないけど
突然涙が出てきたり・・・
コントロールできないイライラが・・・
こんな症状が続いている。
そして、ホルモンの他に睡眠のリズムの乱れなどから自律神経バランスが崩れてしまい
このような症状が出てしむことも考えられます。
そして、ここからは私の独特な考えになるかもしれませんが
妊産婦ケアをして12年以上
毎日産後の方や妊婦さんのケアを何十件としている経験からお話しします。
少し東洋医学的や武道の考えなどが入ってきます。
産後は体の中心(重心)がなくなった状態になりやすいのです。
「丹田(たんでん)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
スポーツをされていた方なんかは聞いたことがあるかもしれません。
おへその少し下あたりを指します。
ここに力が入っていることでからが安定するというもの。
そして重要なのが体だけでなく心も安定するのです。
わかりやすく説明すると、吊り橋を渡っているドキドキと恋のドキドキがわからなくなってしまうということ。
「動きが心をつくる」というものがあります。
通常心が先で体の問題が起こることに注目されますが
実は体の動き次第でも心は変わるというもの
むしろその方が先に起こっていることが多いのかもしれない。
例えば、素早く歩く時とダラダラ歩くだけでも気分は変わる。
「産後は中心がなくなる」
どういうことなのか??
産後は腹筋や骨盤底筋群が弱化します。
これは確実に弱化します。
ひどい場合腹直筋離開や骨盤臓器脱といった問題が起こります。
つまり丹田に全く力が入っていないことが多いのです。
体の中心に力が入っていない。
つまり慣用句でいうと
「足が地に着く」の逆浮き足立つといった感じになるのです。
浮き足立つというのは体ではなく心の感情として表現されることが多いかと思います。
まさにそういう状態になっているのです。
胸から上が熱く顔が火照る
が
手足は冷えている・・・なんて方も多いのではないでしょうか?
これは「のぼせ」ている状態。
「頭に血が上る」。といった言葉が当てはまります。
「頭寒足熱」が理想ですがその逆になってしまっているということ」
私のところには全国から腹直筋離開や子宮脱で悩む方がおとづれます。
その中の大半の方がメンタルの問題
つまり不安感や不眠、イライラなどの症状を抱えていたのです。
それはなぜだろう?
というところから分析していったところ産後の感情と体(中心)の答えにたどり着きました。
腹直筋離開や子宮脱で悩む方は
もちろんそのこと自体にストレスを抱えます。
治るのだろうか?手術は避けたい・・・など。
毎日そのことで頭がいっぱいいっぱいになります。
しかし、そのことにプラスしてこれらの離開や脱といった問題がない方に比べてもちろん
体の中心がなくなってしまうのです。
ですから皆さん中心が弱り「足が地についていない」状況になります。
その状態が感情の乱れを生む可能性は十分に考えられます。
骨盤底筋群のトレーニングはこちらをご覧ください
そのことで気持ちの部分もおちついてくる方もほとんどです。
もちろん、時間的な解決もあるでしょう。
時間が経つにつれてホルモンバランスが落ち着く。
しかし、私はケアを受けていること、トレーニングしていることで
女性ホルモンも活性化してくると思っています。(これは私の仮説です)
お化粧やオシャレをすることで女性ホルモンが増加する話は聞いたことがあるかと思います。
それと同じで産後のケアを受けるこやトレーニングをすることは
「美しくなること」につながります。
そのことで女性ホルモンも十分活性化されるのではないでしょうか?
データも発表されているそうです。
つまり、女性ホルモンが増加することで筋力もアップする可能性があるということです。
産後、お腹を中心とした筋力が弱る+ホルモンバランスが乱れる
中心がなくなる(浮き足立つ)
↓
不安感やイライラ
↓
ケアやトレーニングで中心感覚が戻る+美しくなる
↓
女性ホルモンの活性化→筋力増加
↓
足が地に着く
↓
気持ちが落ち着く
といった流れです。
もちろん産後の感情はこれだけの要素ではないと思いますが
産後きっちりとケアをする意味はここにもありそうですね。
参考になれば幸いです。
妊産婦の救世主 岩永朋之
産後イライラする
なんだかモヤモヤする
不安感が拭えない
産後このような気持ちになるのはよくあることです。
そしてこれらはマタニティブルーズやひどくなると産後うつといった名前で呼ばれます。
Contents
・一般的にはホルモンの問題と言われています
このような不安感やモヤモヤ感は急激なホルモンバランスの変化が原因だと言われています。女性ホルモンが急激に減少するときなどに起こり、徐々に症状も落ち着いてくるといったものがほとんどです。
・産後2年経っても治らない人もいる?
ほとんどの方が産後数週から長くても数ヶ月でこのような感情が収まってくるのがほとんどです。しかし中には数年たってもそのまま治らない方もおられます。
病院に行って薬を処方してもらって飲むほどでもないけど
突然涙が出てきたり・・・
コントロールできないイライラが・・・
こんな症状が続いている。
・少し違った目線で考えてみましょう
確かにホルモンバランスの影響はあるかと思います。そして、ホルモンの他に睡眠のリズムの乱れなどから自律神経バランスが崩れてしまい
このような症状が出てしむことも考えられます。
そして、ここからは私の独特な考えになるかもしれませんが
妊産婦ケアをして12年以上
毎日産後の方や妊婦さんのケアを何十件としている経験からお話しします。
少し東洋医学的や武道の考えなどが入ってきます。
・中心がない
産後は体の中心(重心)がなくなった状態になりやすいのです。
「丹田(たんでん)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
スポーツをされていた方なんかは聞いたことがあるかもしれません。
おへその少し下あたりを指します。
ここに力が入っていることでからが安定するというもの。
そして重要なのが体だけでなく心も安定するのです。
・吊り橋理論ってありますか?
「吊り橋理論」”吊り橋理論(つりばしりろん)とは、
Wikipediaより
カナダの心理学者、ダットンとアロンによって1974年に発表された
「生理・認知説の吊り橋実験」によって実証された感情の生起に関する学説。
吊り橋効果、恋の吊り橋理論とも呼ばれる。
一般に感情は「出来事→その出来事への解釈→感情」という経路で発生すると考えられている[1]。
恋愛で言えば「魅力的な異性に出会う→魅了される→ドキドキする」という経路である。
心理学者のスタンレー・シャクターは、実際には「出来事→感情→その感情への解釈」という
感情が認知に先立つ経路もあると考え、情動二要因論という情動の認知説を唱えた[1]。
情動二要因論を恋愛で言えば「魅力的な異性に出会う→ドキドキする→これは恋?」という流れとなる。
社会心理学者のドナルド・ダットンとアーサー・アロンは、感情が認知より先に生じるのなら
間違った認知に誘導できる可能性があると考えて「恋の吊り橋実験」を行った[1]。
実験は、18歳から35歳までの独身男性を集め、バンクーバーにある高さ70メートルの吊り橋と
揺れない橋の2か所で行われた。男性にはそれぞれ橋を渡ってもらい
橋の中央で同じ若い女性が突然アンケートを求め話しかけた。
その際「結果などに関心があるなら後日電話を下さい」と電話番号を教えるという事を行った。
結果、吊り橋の方の男性18人中9人が電話をかけてきたのに対し
揺れない橋の実験では16人中2人しか電話をかけてこなかった。
実験により、揺れる橋を渡ることで生じた緊張感がその女性への恋愛感情と誤認され
結果として電話がかかってきやすくなったと推論された[1]。”
わかりやすく説明すると、吊り橋を渡っているドキドキと恋のドキドキがわからなくなってしまうということ。
・動きが心を作る
吊り橋理論の他にも早稲田大学名誉教授の春木豊先生の著書に「動きが心をつくる」というものがあります。
通常心が先で体の問題が起こることに注目されますが
実は体の動き次第でも心は変わるというもの
むしろその方が先に起こっていることが多いのかもしれない。
例えば、素早く歩く時とダラダラ歩くだけでも気分は変わる。
・産後は中心がなくなる
少し話を戻そう。「産後は中心がなくなる」
どういうことなのか??
産後は腹筋や骨盤底筋群が弱化します。
これは確実に弱化します。
ひどい場合腹直筋離開や骨盤臓器脱といった問題が起こります。
つまり丹田に全く力が入っていないことが多いのです。
体の中心に力が入っていない。
つまり慣用句でいうと
「足が地に着く」の逆浮き足立つといった感じになるのです。
浮き足立つというのは体ではなく心の感情として表現されることが多いかと思います。
まさにそういう状態になっているのです。
・のぼせも原因のひとつ
その他、特に授乳している人は上半身に血液が集まります。胸から上が熱く顔が火照る
が
手足は冷えている・・・なんて方も多いのではないでしょうか?
これは「のぼせ」ている状態。
「頭に血が上る」。といった言葉が当てはまります。
「頭寒足熱」が理想ですがその逆になってしまっているということ」
・腹直筋離開や子宮脱になってる方は気持ち的にもシズでいる方が多い?
この産後の関ジュについて気づいたのは偶然でした。私のところには全国から腹直筋離開や子宮脱で悩む方がおとづれます。
その中の大半の方がメンタルの問題
つまり不安感や不眠、イライラなどの症状を抱えていたのです。
それはなぜだろう?
というところから分析していったところ産後の感情と体(中心)の答えにたどり着きました。
腹直筋離開や子宮脱で悩む方は
もちろんそのこと自体にストレスを抱えます。
治るのだろうか?手術は避けたい・・・など。
毎日そのことで頭がいっぱいいっぱいになります。
しかし、そのことにプラスしてこれらの離開や脱といった問題がない方に比べてもちろん
体の中心がなくなってしまうのです。
・全員なる可能性があります
腹直筋離開や子宮脱がなくてもほとんどの方が産後腹筋や骨盤底筋群は弱化した状態です。ですから皆さん中心が弱り「足が地についていない」状況になります。
その状態が感情の乱れを生む可能性は十分に考えられます。
骨盤底筋群のトレーニングはこちらをご覧ください
・ホルモンにも影響する??
当院で産後のケアを受けられている方はしっかりと中心が復活してきます。そのことで気持ちの部分もおちついてくる方もほとんどです。
もちろん、時間的な解決もあるでしょう。
時間が経つにつれてホルモンバランスが落ち着く。
しかし、私はケアを受けていること、トレーニングしていることで
女性ホルモンも活性化してくると思っています。(これは私の仮説です)
・女性ホルモンは女性であることも重要
女性ホルモンを活性化させるには女性が女性らしくあることが一番だと思います。お化粧やオシャレをすることで女性ホルモンが増加する話は聞いたことがあるかと思います。
それと同じで産後のケアを受けるこやトレーニングをすることは
「美しくなること」につながります。
そのことで女性ホルモンも十分活性化されるのではないでしょうか?
・女性ホルモンが筋力に影響する?
最近では女性ホルモン(エストロゲン)を補充することで筋力の低下を防ぐというデータも発表されているそうです。
つまり、女性ホルモンが増加することで筋力もアップする可能性があるということです。
・まとめ
少し話がバラバラになってしまいましたが産後、お腹を中心とした筋力が弱る+ホルモンバランスが乱れる
中心がなくなる(浮き足立つ)
↓
不安感やイライラ
↓
ケアやトレーニングで中心感覚が戻る+美しくなる
↓
女性ホルモンの活性化→筋力増加
↓
足が地に着く
↓
気持ちが落ち着く
といった流れです。
もちろん産後の感情はこれだけの要素ではないと思いますが
産後きっちりとケアをする意味はここにもありそうですね。
参考になれば幸いです。
妊産婦の救世主 岩永朋之