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産後の手のしびれ
2018年10月13日 土曜日
産後、手のしびれが取れない。そのうち取れると思っていたけど手のしびれが取れない。そんな症状でお困りではありませんか?産後の手のしびれはちょくちょく見られる症状です。長期化することもある症状の一つです。産後の手のしびれについて解説していきます。
この記事の目次
・産後こんな手の痺れでお悩みではありませんか?
抱っこの後にしびれが出る朝起きると手がしびれている
手がこわばった感じがする
産後の手のしびれ。痺れがあると不安に感じる方も多いかもしれません。
そのしびれの原因について解説して行きましょう。
・シビレの出るポイント
しびれが起こっているということは血管もしくは神経が何かしらの圧迫を受けているということになります。その圧迫を受けるポイントがいくつかあります。
ポイント1:頚
頚椎ヘルニアや頚椎の神経の出口で神経が圧迫されるパターンです。
妊娠中や産後から出だしたしびれの場合は可能性としては低いですが妊娠前より既往があった場合や育児で下ばっかり向いていると起こる可能性はあります。
特徴としては割と常時きついしびれや握力の低下を感じることがあります。
ポイント2:胸郭
鎖骨周辺から腕の付け根にかけての範囲で圧迫されるパターンです。
胸郭出口症候群という名前がついたりもします。
腕を上げた際などにしびれがたりします。

ポイント3:肘
肘の部分で圧迫されているパターンです。
腕をよく使うことで肘周辺の組織の緊張が起こり圧迫されることが多いです。
腕を内側にねじったときなどにしびれを感じたりします。
ポイント4:手首
手首のちょうどシワのあたりで圧迫されるパターンです。
手根管症候群といった名前がつくこともあります。
この手首での圧迫が産後ではよく見られます。
親指から中指までのしびれ感が強く手首をしばらく曲げているとしびれてくるのも特徴的です。
・産後の手のしびれの原因は主に二つ
産後の手のしびれの原因は主に2つ①使いすぎ
やはり産後は手を酷使します。抱っこにオムツ替え、授乳、沐浴、そのほかの家事。
酷使することで筋肉に緊張が起こり筋膜が短縮したり緩くなったりします。
そのことが圧迫を生む原因にもなります。
またホルモンバランスの影響で筋肉などの動きが滑らかにならず炎症も治りにくい状況が続きます。
その炎症による組織の反応もしびれを生む原因になります。
②むくみ
産後は栄養状態などの影響でもむくみやすい時期が続きます。
このむくみが神経や血管の通り道を圧迫することもありしびれの原因になることがあります。
・長期化しやすい?
産後の手のしびれは上記のようにホルモンや栄養状態も関係しますし中々負担を減らすことも難しいことから長期化することもあります。
特にレントゲンなどで問題がなかった場合は長期化してもほとんどの場合回復しますのでご安心ください。
・重篤な病気が潜んでいることもあります
必要以上に恐れることはありませんがしびれの症状は重篤な病気が潜んでいる場合もあります。しびれが顔に出たり・ろれつが回らないなどの症状が出たり、しびれが強い場合や心配な場合は、まず病院を受診してください。
・できるだけ早期の改善が望ましいです
負担がかかり続け炎症が長期化するとそれが継続的なしびれの原因になることもあります。できるだけ早期に負担を和らげることをすることが早期改善、長期化の予防になります。
・セルフケア
・岩永朋之整体サロンでの施術
1、お身体の状態をしっかり分析同じ産後の手のしびれとはいえ原因や生活スタイルは様々。
原因を分析し回復のための計画を立てます。
2、循環の向上
むくみなどの問題があるとうまく改善しません。
そして体がしっかり回復できるような状態を作ります。
3、圧迫のある部分の解放
実際に負荷がかかり圧迫がかかっている部分へアプローチししびれを撃退
4、セルフケアの指導
早期の回復、再発防止のためにセルフケアや栄養の指導を行います。
産前産後 専門整体院 岩永朋之整体サロン