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産後絶対にやってはいけないトレーニングベスト3
この記事の目次
産後の体のキーポイントはインナーユニット?
今一度産後の骨盤周辺の状態について確認しましょう。
妊娠・分娩を機に骨盤周辺の組織は不安定な状況になります。
インナーユニットと呼ばれる身体を支えている筋肉も引き伸ばされ上手く使えなくなってしまいます。
その結果、骨盤の不安定性や姿勢の崩れが起き痛みや体型の崩れの原因になってしまいます。
骨盤を安定させるインナーユニットとは?
お腹をぐるっと囲むようにある4つの筋肉のこと。
前ー腹横筋
後ー多裂筋
上ー横隔膜
下ー骨盤底筋
この4つの筋が連動して働くことで呼吸や姿勢の安定化に繋がります。
また、お腹の臓器は骨に覆われておらず、筋肉によって支えられています。
この筋肉こそがインナーユニットであり、内臓を一番近くで支える役割を持っています。
インナーユニットが上手く使えないとどうなる?
インナーユニットがうまく機能していないと姿勢の崩れや呼吸機能に影響が出る他
内臓下垂を起こしてしまう可能性も出てきます。
内臓下垂は内臓機能の低下や便の問題その他ぽっこりお腹や代謝の低下にも影響することが考えられます。
インナーユニットが安定しない状態でトレーニングは超危険??
多くのトレーニングは腹圧といいお腹に圧がかかります。
インナーユニットはその圧に耐え体を安定させています。
しかし、インナーユニットが崩れている状態で圧のかかるトレーニングを続けると
内臓の下垂を招いてしまいます。
また骨盤が安定していないと骨盤の不安定性も助長してしまいます。
産後のトレーニングは順番とやり方がポイント
インナーユニットは放っていても中々安定していきません。
そのためには正しいトレーニングが必要になります。
インナーユニットを鍛える
↓
徐々に大きな筋肉を鍛える
↓
脂肪燃焼系のトレーニングをする
大まかにはこのような流れになります。
この記事ではインナーユニットが機能する前に絶対にやってはいけないトレーニングベスト3をご案内いたします。
産後すぐに絶対にやってはいけないトレーニングベスト3
NG➀腹筋(シットアップ)
たしかに腹筋はとても大切で早期から始めたいトレーニングです。
では何がダメなのか。
それは『起き上がる』こと。
産後は骨盤底筋や腹横筋が上手く機能していないため、腹圧がかかる起き上がり腹筋は骨盤底筋により負担がかかります。
負荷がかかる=内臓が下に押される
内臓下垂を助長してしまします。
NG②ランニング・自転車
脂肪燃焼のためにいずれは必要です。
ですが、産後すぐはやめておいてください。
まだ骨盤底筋が弱いため、内臓がどんどん下に追いやられます。
また、仙腸関節も不安定なため痛みが出やすくなります。
まずはインナーユニットを鍛え、歩行の安定を先にクリアしておくべきです。
NG③縄跳び・トランポリン
これだけは絶対にやめてください。
飛んだ時の振動や衝撃が直接、骨盤底筋にかかります。
骨盤底筋はこの衝撃に耐えられず、ほとんどのケースでトイレの悩みが出てしまっています。
まとめ
これらのトレーニングはトレーニング自体が悪いのでは決してありません。
いずれ必要なトレーニングです。
しかし、焦るがあまりこれを産後早期に行うと必ずと言って良いほどトラブルが起こります。
体を変えようと思ってやっているトレーニングが結果が出ないばかりか悪化させてしまっていることになるのです。
インナーユニットを鍛え骨盤帯が安定してきてから他のトレーニングを始めましょう。
詳しくは動画でも解説しています
※設定によっては音声が流れます