妊娠中のむくみに引き続き産後もむくみが起こりやすい時期です。同じようなむくみですが妊娠中とは少し原因が違ったりもします。しっかりと原因を知り対策をしましょう。

・産後のむくみの原因は？

妊娠中の体の負荷、妊娠高血圧症等の合併、分娩時の出血、ホルモンの変動
分娩時の侵襲などが原因と考えられます。

その他
産後のむくみの原因は基本的には
水分やミネラルバランスの不良が原因のことが多く見られます。

水分が不足する事で体はため込もうとする働きが起こり、むくみが起こります。

ミネラルはイオン化され細胞の中と外の水分交換をする役割があります。
そのミネラルのバランスが崩れると細胞の外側の水分が増えてしまう事があり
むくみの原因になります。

・なぜ水分やミネラルバランスの不良が起こるのでしょうか？

１、水分摂取不足
出産でも多くの水分を失います。
そして産後の生活で水分の摂取が足りていない事が良くあります。
特に授乳されている方は注意が必要です。


２、ミネラルバランスの不良
授乳で栄養が失われる状態でご自身の食べ物が適当になっていたりすると
ミネラルの全体的な不足が起こります。

・貧血に要注意

水分とミネラルの両方を併せ持つのが血液です。
妊娠中は胎児に栄養を与えるために血液量が増えます。
その際に鉄分も胎児に分け与えられます。
ですから胎児は十分な鉄分を蓄えて生まれてくる事ができるのです。

母体はその分鉄が枯渇した状態になります。

水分も鉄も失った状態つまり貧血の状態になるのです。

貧血になると必ずと言っていいほどむくみが起こります。
しっかりと、ミネラルを摂取する事が大切です。

・産後のむくみの対策は？

１、ミネラル分を含んだ水分を取る
水分不足と言っても単純に真水をゴクゴクと飲むよりは、水分はミネラル一緒に体内を出入りします。
ですから、ミネラル分を含んだルイボスティーや麦茶などで水分を取るといいでしょう。
ミネラルウォーターに含まれるミネラルはごくわずかです。

２、野菜で水分を取る
水分は何もコップで飲むばかりが水分ではありません。
水分を多く含む野菜を摂取するとミネラル、ビタミン、水分が
同時に摂取できるので効率がいいのです。
そこに岩塩などをかけるとよりいいでしょう。

３、貧血対策をする
鉄分、タンパク質をしっかりとり糖質の取りすぐには注意しましょう。

４、冷え対策
冷えとむくみはセットで起こります。
必要以上に冷えないような対策は取りましょう。
授乳されている方は特に上半身は暑く感じやすいですが
足元が冷える事があるので特に足元に注意してください。

５、睡眠不足や疲労の回復
睡眠不足や疲労の蓄積がむくみの改善に関与するという研究結果もあるようです。
産後なかなか自分のペースでは眠れないと思いますができる限り睡眠を取るようにしましょう。