2025年5月23日 金曜日
産後の足首痛
産後の足首の痛みでお困りの方へ
捻挫した記憶がないのに足首が痛い・・・。産後、足首が痛むことはよくある事なのです。基本的にはスッキリ改善するのでご安心ください。
しかし、放っておくと再発や他の部分にも影響が出てくる可能性もありますので注意が必要です。
・あなたの産後の足首の痛みはどんな時に出ますか?
捻挫した記憶もないのに産後しばらくして足首が痛くなる症状、
妊娠中から痛みを感じる方も少なくありません。
この足首の痛みの原因は何なのでしょうか?
・産後の足首痛の原因は?

【荷重の増加】
産後は抱っこしたり、床から立ち上がる機会が増えます。
その結果足首に負担がかかり痛みが起こるケースがあります。
【バランスの変化】
妊娠中からの体型の変化、例えば腰を反りすぎたりする事で足首にかかる負荷や緊張する筋肉が変わってきます。
その事で足首が痛くなるケースがあります。
【むくみ】
産後むくみに悩まされる方も少なくありません。
そのむくみは関節内圧といって関節の圧力や関節の安定性にも影響を与えます。
むくみが長期間あると筋肉の出力(発揮できる力)も落ちてしまうため必要以上の緊張が起こり足首が痛む原因になります。
【ホルモンの関係で靭帯が緩んでいる】
妊娠中の緩みが継続して残っている場合や
エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが一時的に低下する事でコラーゲンが脆くなったり、
滑らかに動かなくなったり、炎症が治りにくくなります。
その結果足首の痛みを生みます。
【昔の捻挫の後遺症】
昔、捻挫して組織の損傷が残存していた場合に上記のような負荷やむくみが加わって 足首に負担をかけて痛みを生むケースがあります。
・リウマチ(膠原病)にもの注意が必要?
あまり多くはありませんが稀に関節リウマチによって痛みが出ているケースがあります。
リウマチは主に小さい関節(手の指など)から始まり左右対称に出やすいという特徴があります。
指の関節などと一緒に出ている場合は整形外科などを受診して検査してもらうといいでしょう。
妊娠中の足首の痛みを改善させるための施術
組織を整える専用施術
足首周辺の筋膜、靱帯、腱、関節包などの
組織の変性を整える施術を行います。それぞれの組織には特性があるため、適切な施術を行わなければ綺麗に痛みが取り除けません。
組織をしっかりと元通りに戻さなければ、サポーターやテーピングをしても、電気を当てたりマッサージをしても 一時的には良くなってもすぐに戻ってしまいます。
また自然に消失してもほとんどの場合再発してしまいます。
ですからまずは変性してしまった組織を出来るだけ元通りに戻す施術が必要です。
重心・姿勢を整える
妊娠中は必ず姿勢の変化が起こります。必要以上に足首に負荷をかけるような状態になっていれば
姿勢の崩れを修正する施術を行います。循環の改善
血液やリンパ系の循環を促す施術を行い足首が正常に動く状態を作ります。産後の足首痛はどれぐらいで治る?
炎症の有無、痛くなった期間、ホルモンや栄養の関係などもあるのですぐに改善するケースとしばらくかかるケースがあります。
早い場合:2〜3回の施術
長くても2〜3ヶ月ぐらいでは寛解してくることがほとんどです。
放っておくと自然治癒する事もありますが
再発や重症化する事もあるので早期の改善をオススメしています。
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