2016年1月18日 月曜日
産後の手首痛(腱鞘炎)
手首が痛い!産後、抱っこするのもままならない・・・。ペットボトルの蓋が開けられない・・・。産後の辛い手首の痛み。病院に行ったが抱っこしているうちは仕方がない、湿布をしてサポーターをしといてくださいと言われたがなんとかしたい。そんな産後の腱鞘炎について解説していきます。しっかりと原因を知りケアすることで産後の腱鞘炎は改善します。最後に動画でセルフケアもご案内しています。
しかし、産後の腱鞘炎は湿布や電気治療では中々改善しません
逆に強く腕をマッサージしたりすると悪化してしまう事もあります。
腱鞘炎の治療は全身を調整することがポイントです
手首だけでなく全身の体調を整える事が重要です。
上記のケア以外の腱鞘炎の詳しい原因やストレッチなどについて動画で解説していますのでご覧ください。
※設定によっては音声が流れます。
もし手首の痛みが両手に出ていたり、両方の指の関節が腫れたり痛かったり強張ったり、その他足の関節や足の裏の痛みなどが併発している場合は一度整形外科で検査を受けられることをお勧めいたします。
関節リウマチでなかった場合は施術を行うと確実に回復スピードは上がりますのでご相談ください。
Contents
こんなお悩みありませんか?
抱っこの際に手首が痛い
何もしていなくても手がズキズキする
ペットボトルのふたが開けられない
手をつくと痛い
手を広げると痛い
産後のよくある症状の中でも多いのがこの手首の痛み
病院でレントゲンなどを撮ってもらっても「骨には異常がない」と言われることがほとんどです。
ではいったい何がどうなっているのでしょうか?
ほとんどのケースは腱鞘炎?
これらの手首の痛みは大体の場合腱鞘炎と診断されます。
腱鞘炎とは
関節付近に腱鞘と呼ばれるストローのような鞘があり腱のガイド役になっています。
その腱鞘と腱の間で炎症が起きることを腱鞘炎と言います。
腱鞘炎の原因は?
①物理的負担
抱っこ、おむつ替え、沐浴、授乳などで手首に負荷がかかることにより炎症が起こります。
②ホルモンの影響
妊娠中から出る間接を緩ませるホルモンや炎症抑制に関わるホルモンの減少などにより腱鞘炎の原因になることがあります。このホルモンの影響があるために産後の腱鞘炎は長引きやすい傾向にあります。
③むくみ
むくみにより腱と腱鞘の間に余裕がなくなり腱鞘炎の原因になります。
また、貧血や水分不足など栄養のバランス不良によってもむくみは起こります。
腱鞘炎の治療法は?
腱鞘炎の治療は一般的に湿布や電気治療などが選択される事がほとんどです。
その他、ステロイド系の注射やサポーターをはめての保存療法が主になります。
しかし、産後の腱鞘炎は湿布や電気治療では中々改善しません
逆に強く腕をマッサージしたりすると悪化してしまう事もあります。
腱鞘炎の治療は全身を調整することがポイントです
腱鞘炎は物理的負担に加えホルモンや浮腫などが大きく影響します。ですから、それらを調整する事が早期回復へのポイントになります。
しっかりと疲労を除去し自律神経を整えた上で腕を調整する事が必要です。
腱鞘炎は早期であればあるほど改善するのも速いです。
逆に放っておく長引いてしてしまい改善しにくい症状の一つです。
もし違和感等があればできるだけ早期にご相談ください。
腱鞘炎のセルフケア(詳しく動画で解説しています)
・出来るだけ同じ姿勢をとらないようにする
・呼吸を整える
・栄養をしっかりとる(特にミネラル、タンパク質)
・睡眠をしっかりとる
手首だけでなく全身の体調を整える事が重要です。
上記のケア以外の腱鞘炎の詳しい原因やストレッチなどについて動画で解説していますのでご覧ください。
※設定によっては音声が流れます。
こんな手首の痛みはご注意ください
産後、関節リウマチといって関節の痛みや変形が起こる疾患が発症する事があります。もし手首の痛みが両手に出ていたり、両方の指の関節が腫れたり痛かったり強張ったり、その他足の関節や足の裏の痛みなどが併発している場合は一度整形外科で検査を受けられることをお勧めいたします。
関節リウマチでなかった場合は施術を行うと確実に回復スピードは上がりますのでご相談ください。