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産後の骨盤矯正はいつから受けるべきなのか?
2018年3月30日 金曜日
産後の骨盤矯正はいつから受けられるのか?というより受けるべきなのか?6ヶ月が勝負と言われますがその真相は?あなたが近い将来だけでなく年齢を重ねてからも困らないためにも是非あなたに読んでほしい記事です。
産後の骨盤矯正やケアはいつから受けるべきなのか?
まず結論から申し上げますが 大切な内容なので必ず最後まで読んでください
結論だけ見て判断してしまうと大変なことになってしまうかもしれません・・・

この記事の目次
・では産後の骨盤矯正はいつから受けるべきなのか?

答えは
できるだけ早期
重要なのでもう一度
できるだけ早期
・できるだけ早期ってどれぐらい?

まず産後の骨盤矯正という言葉に誤解があると行けないので
産後のケアということにします。
まずできるだけ早期というのは
分娩後すぐにでもということです。
・できるだけ早期に何かしらの介入をすることが重要

産後、できるだけ早期に何かしらの介入が必要です。
その何かしら?とは?
骨盤ケアなど施術
か
トレーニング
といった分類のどちらかになるかと思います。
例えば
分娩後、一日経ってからぐらいから
骨盤底筋群のトレーニングなり何かしらのことをできるだけ早期に行う方がいいのです。
トレーニングやお体の状態によっては当日からできるものもあります。
そして退院して体調が落ち着いているのではあれば骨盤を中心とした産後ケアを受けるべきなのです。
・産後の骨盤ってどうなってるの?
これは分娩方法にもよりますが
まずは経腟分娩の場合でお話しましょう。
骨盤には普段はほとんど動かない仙腸関節と言われる関節が後ろ側に

恥骨結合と呼ばれるつなぎ目が前側にあります。

それらのつなぎ目が妊娠中、そして分娩の時に少しでも赤ちゃんにスペースを与え通りやすいように
緩ませるホルモンが分泌され動きやすくなります。
これは生理中にもやや起こる現象ですが、程度の差から妊娠出産時特有のものといっていいでしょう。
・足首のひどい捻挫をイメージしてください

そして、骨盤隔膜や骨盤底筋群と言われるところが引き伸ばされます。
どれぐらい引き伸ばされるかというと1、3倍〜3、3倍程度引き伸ばされるそうです。
組織の構成や状況から言ってひどい捻挫をしているのと同じだと思ってください。
捻挫すると炎症が起こって腫れて関節が緩くなりますよね?
足首の捻挫の場合もできるだけ早期に整えて適切なケアをして
適切なリハビリをすることで後遺症が残りにくくなります。
骨盤も同じでできるだけ早期に整えて適切なケアとリハビリ(トレーニング)をしなければ行けません。
・帝王切開の場合は必要ない?

まず大きく分かれるのが緊急帝王切開か予定帝王切開かにもよります。
緊急帝王切開の場合
緊急の場合は骨盤底筋群が普通分娩ほどは伸長されませんが
ホルモンの分泌や関節への負担は普通分娩とほとんど同じです。
ですから、きっちりとケアが必要と言えるでしょう。
予定帝王切開の場合
予定の場合は骨盤へのダメージ少ないと言えますが
やはり妊娠中の緩みや荷重により歪みなどは起こっているのでケアは必要と言えるでしょう。
・重要なのは骨盤だけではありません

そしてもう一つお伝えしておきたいことは
どうしても産後というと「骨盤」というイメージが先行してしまいますが、
ホルモンの影響、妊娠中の荷重、産後の授乳やオムツ替え、沐浴などで全身に負担と歪みが起こっています。
それらをできるだけ早期に整えることが体型はもちろん、痛みや精神的な問題を招かないようにします。
その中でも特にダメージと負担が大きいのが骨盤なのです。
・必ず専門家に診てもらってください

これらの産後ケアを受ける際にどこで受けたらいいのか・・・
妊娠や出産、産後に対してしっかりと知識と経験があるところで施術を受けてください。
できるだけ早期とお伝えしていますが
非常にデリケートな時期であることは間違いありません。
そのデリケートな時期に刺激量が多かったり
間違った施術を受けてしまうと余計に悪化してしまい
将来的にずっとひきづることにもなりかねません。
・2ヶ月経ってからでは遅いのです

色々な整骨院や整体院ののホームページを見ていると
「産後の骨盤矯正は2ヶ月から受けられます」
という表記をよく目にしますが
2ヶ月経ってからでは遅いのです。
・産後数ヶ月経ってしまったら手遅れ?

この記事をお読みのあなたも、すでに産後時間が経過していて
もう手遅れなのか・・・と少し肩を落としているかもしれません。
でもやるべきことは沢山あります。
私の経験では2ヶ月ぐらいでほぼ固まってしまう人もいれば
1年経ってもまだゆるゆるの人もいます。
なんども言いますができるだけ早期がベストです。
イメージをお伝えすると
産後のケアでやっておくべきことが10項目あったとしましょう。
できるだけ早期ですと
その10全て行うことができます。
時間が経過すればするほど
この10項目のうちの改善できる項目が減ってくると思ってください。
でもどの項目も重要です。
月日が経過していたとしても
できる限りの項目を回復させておく必要があります。
・次の妊娠時や更年期以降に困らないために

今きっちりケアしとかなければ
次の妊娠時に痛みやひどい尿もれで悩みやすくなる可能性があります。
切迫早産の確率が上がるかしれません
太りやすくなるかもしれません
更年期以降に子宮脱や尿もれが再発するかもしれません。
これらは決して脅しているわけではありません。
事実、データとして発表されているのです。
・できれば妊娠中からご来院ください

可能であれば妊娠中からケアやヨガに来てもらうことがベストだと考えます。
妊娠中にもしっかり歪みを整え筋肉などをトレーニングすることも可能です。
そして出産後に気をつけるべきkとや自分でできることについてもお伝えできます。
・まとめ

少し長くなったのでまとめたいと思います。
産後の骨盤はひどい捻挫をしたような状態です。
どんな分娩方法だったとしても
できるだけ早期に骨盤矯正などのケアを受けることがベストでしょう。
年月が経った方もできる限りのことをしときましょう。
将来困らないためにも!!
もしあなたの周りに今妊娠中の方や産後の方がおられたら是非シェアしてあげてください。
私が心から伝えたいことのうちの1つです。