妊娠中お腹が張って病院に行ったが異常なしと言われた・・・
妊娠中お腹が張って産婦人科を受診するも内診では異常なし
これはお腹の張りではありません
なんて言われたことありませんか?
妊婦さんの施術をしていると良く相談を受けます
ではこの張った感じはなんなのでしょうか?
まずこの張りがなんなのかを考える前に
基本的には臨月までお腹は張らないのが正常です。
たとえ双子であっても足を伸ばして臨月まで
仰向けで寝られるものです。
産婦人科領域で判断するお腹の張りは子宮の収縮です。
これらの張りには注意が必要です。
しかし今回のテーマの張りは
産婦人科で「異常なし、張ってません」と言われたケースについて。
一体これはなんなのでしょうか?
その張りの正体は筋肉(主に腹筋群)と内臓なのです。
体に無理がかかったりバランスが悪いと必要以上にお腹に圧力がかかり
お腹は前に下に行こうとします。しかしそれを支えているのは主に腹筋です。
その時間が長いと腹筋はより緊張してしまいます。
お腹の横の腹斜筋と呼ばれる筋肉がありますが
そこが硬くなるとお腹は前に出るしかなくなります。
そうすると、お腹の前の腹直筋にはさらに負担がかかります。
そして引き延ばされることで弱くなるのでお腹の真相の筋肉がより頑張ろうとして緊張するのです。
その状態で長時間歩いたりすると・・・
それは張ってしまいますよね。
・内臓にも注意
内臓の状態にも注意が必要です。
子宮の周りは内臓で囲まれた状態です。疲労が溜まっていたり循環が悪い、また便秘がひどかったりすると硬く重くなってしまいます。
また、内臓は背中やお腹などと膜でつながっているため余計に筋肉の緊張も生んでしまいす。
腹筋群の緊張を取り除くこと
そして
腹筋群に負担をかけないように周りの筋肉を強化することが必要
これにはある程度の専門知識が必要です。
妊娠中のケアやトレーニングの専門知識がある人に必ず相談して施術をおこなってください。
そして疲労をためず、栄養をしっかりとって内臓の状態をよく
深い呼吸をするように心がけてください。
そして負担のかかった内臓や筋肉を休めるために安静も必要です。
繰り返しになりますがお腹の張りには緊急性を要する場合や危険なものもあります。
まずは自分で判断せずまずは産婦人科を受診してください。
そして産婦人科医の指示に従ってください。
そこで子宮には異常がないと言われたり、張り止めの薬を飲んでも中々張りが改善しない場合は
ここでご紹介していることを参考にしてみてください。