妊活でまず気にするべきこと
内臓脂肪ってどれぐらいあるかご存知ですか?
妊活中の皆さん
突然ですが「内臓脂肪」って気にされたことございますでしょうか?
家庭用の体脂肪計などでも簡単にレベルが測定できます。
この内臓脂肪が実は不妊の原因になっているかもしれないという
お話です。
内臓脂肪とは?
皆さん脂肪はご存知の通り。
一口にに脂肪といっても血液中にある「遊離脂肪酸」「コレステロール」もあれば
体に蓄えられる「体脂肪」もあります。
この体脂肪は「皮下脂肪」と「内臓脂肪」に分けられます。
「皮下脂肪」は名前の通り皮膚の下に蓄えられたもの。
「内臓脂肪」は腹腔内(腹筋の内側)についている脂肪です。
内臓を保護する上では重要な役割ですが増えすぎると問題が起こります。
では内臓脂肪が増えすぎる問題とは?
内臓脂肪が増えすぎると増大した肥満細胞組織より酸化ストレス物質が出て
最終的には高インシュリン血症となってしまうそうです。
それが高脂血症、臓器不全そして着床障害の病態因子になっているという報告まであるそうです。
高インシュリン血症は内分泌機構を混乱させて
卵胞の発育を抑制し排卵されない多嚢胞性卵巣症候群を引き起こすようです。
つまり着床の阻害因子にもなり排卵まで抑制してしまうのです。
内臓脂肪対策をした方が良さそうなのはもうおわかりですよね。
内臓脂肪を減らすには?
内臓脂肪を減らすには食事のコントロールと運動療法しかありません。
食事はただ抑えればいいというものではありません。
タンパク質を減らしすぎるとコレステロールまで減ってしまいホルモンの原料が減ってしまう
自体にもなります。
妊活についての栄養はまたの機会に詳しく。
運動療法は有酸素運動と筋力トレーニングをうまく組み合わせなければなりません。
妊活中の方でヨガなどをされている方も多いかと思います。
ヨガも大変素晴らしいものです。
ただ内臓脂肪を効果的に落とすといった意味ではもう少し心拍数を上げるような有酸素運動と
組み合わせるといいでしょう。
まずは自分の体をしっかりと知ってください。
まずは体脂肪率や内臓脂肪レベルを知りましょう。
その上で効果的な対策を考えるべきでしょう。
ついあれがいい、これがいいという言葉に振り回されがちですが
重要で簡単なことを見落としていることがあります。
私は痩せているし食事も気をつけているから大丈夫・・・
って方も実は内臓脂肪率が高いこともあります。
まずは事実に基づいて問題を一つ一つクリアしていきましょう!