2023年9月15日 金曜日
腹直筋離開:実際の改善例を使って解説します
腹直筋離開って治るの?……不安になっているあなたへ。こんにちは岩永朋之整体サロンの中島です。 今回はそもそも「腹直筋離開」って何?「腹直筋離開」って治るのか?このお腹が今後どうなるのか不安。そんな方に少しでも腹直筋離開もしっかりしたケアを行うと「治るんだよ」と希望の光になればと思いこの記事を書きました。患者様のご協力の元、施術経過の写真も入れて説明していきます。
ここ最近は「腹直筋離開」という言葉も認知されて来たように思います。
早めの施術がいいこともインターネットなどで
知れ渡っているせいか産後1ヶ月以内に施術に来られる方も増えて来ました。
早めの施術ですとできることの幅も増えることも事実です。
まず腹直筋離開について詳しく説明いたします
名前の通り腹直筋が離開した状態を言います。
腹直筋には真ん中に白線と呼ばれる結合組織があります。
白線は強い膜のようなイメージを持ってください。
つまり筋肉ではなく左と右の腹筋のつなぎ目です。
この白線が引き裂かれ
腹直筋が左右に分かれた状態を腹直筋離開と言います。
妊娠中はリラキシンというホルモンが体全身に結合組織を緩ませます。
白線も例外なく緩みます。
胎児が大きくなることで腹直筋は10㎝、
最大で15㎝は引き伸ばされると言われています。
その際に白線が耐えられなくなれば避けて離開することになります。
横位(胎児が横向いている状態)
体格差
多胎児
なども要因の一つです。
さて本題ですが
腹直筋離開は改善するのか?
腹直筋離開はかなりの確率で改善します。
ただ条件もあります
産後出来るだけ早期に何かしらのケアが必要です。
ただし、何をしても良いという訳ではありません。
間違った整え方やトレーニングを行うと
逆に悪化しったり改善しなくなってしまい、
見た目が元に戻らなくなることもあります。
例えば捻挫をイメージしてみてください。
捻挫も靭帯や関節包といった結合組織を痛めます。
できるだけ早く処置をした方が良さそうなのはイメージできますよね?
それと同じで腹直筋離開も1日でも早く対策取るのがいいのです。
こちらの改善例はほんの一部です。
【症例】腹直筋離開がきれいに改善した症例
今回の腹直筋離開を重症度で表すと中程度ぐらいでした。
まず、中程度ぐらいと言われるとパッと来ないと思いますが、
かなり凹みがあると思って下さい。
骨盤やお腹の筋肉をそのほかの骨格などを整えることで改善していった例です。
女性 30代 茨木市在住
【主な悩み】
腹直筋離開
腰から臀部の痛み
【その他の症状】
特になし
【過去に受けていた施術】
マッサージ
整体
【主な施術ポイント】
肋骨ラインの調整
骨盤への直接アプローチ
腹部の調整
【施術の経過と内容】
1回目
腹直筋離開もあったが痛みも強かったっため痛みへのアプローチを中心に
歪み、捻れに対してアプローチ。
腰に対してアプローチ。
腓骨筋ラインへの調整。
施術後ペインスケール10→2
かなり楽になったとの事。
骨盤底筋群の基礎と負荷をかけたトレーニングを指導。
立ち方等を指導。
2回目
2週間後
前回の施術後から腰から臀部の痛みはほぼなく過ごせたとの事。
前回と同じ施術方針に加え、肋骨ラインの調整を追加。
前回伝えたトレーニングを加え、呼吸法、下腹部のトレーニングを指導。
3回目
1週間後
痛みはなく過ごせたとの事。
前回と同じ施術方針で進める。
4回目
1週間後
痛みは全く気にならないとの事。
前回と同じ施術方針に加え、骨盤を締めるためのアプローチ法を追加。
腹直筋離開も本人も変化を自覚でき写真での変化を共感できるようになる。
今後の施術計画を伝える。
5回目
1週間後
痛みは全く気にならなかったとの事。
前回と同じ施術方針で進める。
6回目
2週間後
痛みは全くないとの事。
前回と同じ施術方針で進める。
7回目 2週間後
やや疲労気味との事。
前回と同じ施術方針で進める。
写真での変化がかなり良く納得いくとの事。
東洋医学的な視点での指導。
8回目
3週間後
前回同様やや疲労気味との事。
しかし、痛みは出ず、しんどくても翌日の朝にはスッキリしているとの事。
前回と同じ施術方針で進める。
触っても腹直筋離開部はあまり感じられないレベルに。
今後はお腹がより引き締まるように
アプローチしながら、体全体のケアをする方針。
【考察】
今回の腹直筋離開を重症度で表すと中程度ぐらいでした。
まず、中程度ぐらいと言われるとパッと来ないと思いますが、
指で触るとかなり凹みがある状態です。
その要因としては骨盤の角度が悪く腹直筋自体がより伸ばされている状態でした。
だから、1回目の施術ではその環境を整えるため、
股関節周りや骨盤、腰椎へのアプローチ
さらに胸椎レベルでも関連性があったため、追加でアプローチ行った。
その他にも腹斜筋群を整える事でお腹の締まりに加え、
骨盤の締まりが出来るためアプローチを行った。
4回目の施術からは骨盤にも直接アプローチを行い
それらの施術をメインにアプローチをかける事でより変化が見られた。
しかし、施術だけでは離開部の修復は上手くいきません。
施術以外にトレーニングが重要になります。
トレーニングの内容は骨盤底筋群の基礎から始まり
負荷をかけること。
腹筋群全体を締める呼吸法。
下腹部から太ももにかけて引き締めるトレーニングを伝えた。
今回のケースでも自宅でのセルフケア(トレーニング)を
かなり頑張った成果が施術の効果をより引き出し
変化が出たのだと考えられます。
腰から臀部の痛みに関しては腹直筋離開の影響で腹圧が不安定なり、
それが腰の痛みに繋がったと思われます。
それには腰の角度も関与していると考えられた。
施術では1回目から行った反り腰へのアプローチと
腹斜筋群へのアプローチで安定性が取れ痛みが緩和したと考えられる。
(個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません)
ある程度産後から時間が経っていても改善している例もございます。
あなたも諦めないで一度ご相談ください。
Contents
・年々腹直筋離開がお悩みの産後のお母さんがよく来られます。
ここ最近は「腹直筋離開」という言葉も認知されて来たように思います。
早めの施術がいいこともインターネットなどで
知れ渡っているせいか産後1ヶ月以内に施術に来られる方も増えて来ました。
早めの施術ですとできることの幅も増えることも事実です。
・「腹直筋離開」って何?
まず腹直筋離開について詳しく説明いたします
名前の通り腹直筋が離開した状態を言います。
腹直筋には真ん中に白線と呼ばれる結合組織があります。
白線は強い膜のようなイメージを持ってください。
つまり筋肉ではなく左と右の腹筋のつなぎ目です。
この白線が引き裂かれ
腹直筋が左右に分かれた状態を腹直筋離開と言います。
・なぜ起こるの?
妊娠中はリラキシンというホルモンが体全身に結合組織を緩ませます。
白線も例外なく緩みます。
胎児が大きくなることで腹直筋は10㎝、
最大で15㎝は引き伸ばされると言われています。
その際に白線が耐えられなくなれば避けて離開することになります。
横位(胎児が横向いている状態)
体格差
多胎児
なども要因の一つです。
・腹直筋離開は改善するのか?
さて本題ですが
腹直筋離開は改善するのか?
腹直筋離開はかなりの確率で改善します。
ただ条件もあります
産後出来るだけ早期に何かしらのケアが必要です。
ただし、何をしても良いという訳ではありません。
間違った整え方やトレーニングを行うと
逆に悪化しったり改善しなくなってしまい、
見た目が元に戻らなくなることもあります。
例えば捻挫をイメージしてみてください。
捻挫も靭帯や関節包といった結合組織を痛めます。
できるだけ早く処置をした方が良さそうなのはイメージできますよね?
それと同じで腹直筋離開も1日でも早く対策取るのがいいのです。
・では実際の改善例をご覧ください
こちらの改善例はほんの一部です。
【症例】腹直筋離開がきれいに改善した症例
今回の腹直筋離開を重症度で表すと中程度ぐらいでした。
まず、中程度ぐらいと言われるとパッと来ないと思いますが、
かなり凹みがあると思って下さい。
骨盤やお腹の筋肉をそのほかの骨格などを整えることで改善していった例です。
女性 30代 茨木市在住
【主な悩み】
腹直筋離開
腰から臀部の痛み
【その他の症状】
特になし
【過去に受けていた施術】
マッサージ
整体
【主な施術ポイント】
肋骨ラインの調整
骨盤への直接アプローチ
腹部の調整
【施術の経過と内容】
1回目
腹直筋離開もあったが痛みも強かったっため痛みへのアプローチを中心に
歪み、捻れに対してアプローチ。
腰に対してアプローチ。
腓骨筋ラインへの調整。
施術後ペインスケール10→2
かなり楽になったとの事。
骨盤底筋群の基礎と負荷をかけたトレーニングを指導。
立ち方等を指導。
2回目
2週間後
前回の施術後から腰から臀部の痛みはほぼなく過ごせたとの事。
前回と同じ施術方針に加え、肋骨ラインの調整を追加。
前回伝えたトレーニングを加え、呼吸法、下腹部のトレーニングを指導。
3回目
1週間後
痛みはなく過ごせたとの事。
前回と同じ施術方針で進める。
4回目
1週間後
痛みは全く気にならないとの事。
前回と同じ施術方針に加え、骨盤を締めるためのアプローチ法を追加。
腹直筋離開も本人も変化を自覚でき写真での変化を共感できるようになる。
今後の施術計画を伝える。
5回目
1週間後
痛みは全く気にならなかったとの事。
前回と同じ施術方針で進める。
6回目
2週間後
痛みは全くないとの事。
前回と同じ施術方針で進める。
7回目 2週間後
やや疲労気味との事。
前回と同じ施術方針で進める。
写真での変化がかなり良く納得いくとの事。
東洋医学的な視点での指導。
8回目
3週間後
前回同様やや疲労気味との事。
しかし、痛みは出ず、しんどくても翌日の朝にはスッキリしているとの事。
前回と同じ施術方針で進める。
触っても腹直筋離開部はあまり感じられないレベルに。
今後はお腹がより引き締まるように
アプローチしながら、体全体のケアをする方針。
【考察】
今回の腹直筋離開を重症度で表すと中程度ぐらいでした。
まず、中程度ぐらいと言われるとパッと来ないと思いますが、
指で触るとかなり凹みがある状態です。
その要因としては骨盤の角度が悪く腹直筋自体がより伸ばされている状態でした。
だから、1回目の施術ではその環境を整えるため、
股関節周りや骨盤、腰椎へのアプローチ
さらに胸椎レベルでも関連性があったため、追加でアプローチ行った。
その他にも腹斜筋群を整える事でお腹の締まりに加え、
骨盤の締まりが出来るためアプローチを行った。
4回目の施術からは骨盤にも直接アプローチを行い
それらの施術をメインにアプローチをかける事でより変化が見られた。
しかし、施術だけでは離開部の修復は上手くいきません。
施術以外にトレーニングが重要になります。
トレーニングの内容は骨盤底筋群の基礎から始まり
負荷をかけること。
腹筋群全体を締める呼吸法。
下腹部から太ももにかけて引き締めるトレーニングを伝えた。
今回のケースでも自宅でのセルフケア(トレーニング)を
かなり頑張った成果が施術の効果をより引き出し
変化が出たのだと考えられます。
腰から臀部の痛みに関しては腹直筋離開の影響で腹圧が不安定なり、
それが腰の痛みに繋がったと思われます。
それには腰の角度も関与していると考えられた。
施術では1回目から行った反り腰へのアプローチと
腹斜筋群へのアプローチで安定性が取れ痛みが緩和したと考えられる。
(個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません)
・あなたも諦めないでください
ある程度産後から時間が経っていても改善している例もございます。
あなたも諦めないで一度ご相談ください。