症例紹介 カテゴリー
【症例】妊娠中(26週)の恥骨痛が姿勢を整えることで解消
2020年8月24日 月曜日
今回のケースは妊娠(26週)で来られた症例です。お悩みは恥骨の痛み。1週間前から痛み出して、思い当たるきっかけは特にない。痛みが出る姿勢や動きは動作始めに痛みが出る、座っていても痛みを感じるとのことでしたが、姿勢や関節の可動性を高めることや妊娠中に緩む筋肉への介入で解消されました。

利用者
女性 30代 豊中市在住
主症状
妊娠中の恥骨痛(26週)
腰痛
その他の症状
特になし
過去に受けていた施術
整体
マッサージ
主な施術ポイント
反り腰
胸郭の可動性
施術の経過と内容
1回目
反り腰に対してアプローチ。
胸郭の動きを出すように施術。
筋肉のバランスを戻すように神経学的ストレッチ。
骨盤底筋群の説明と入れ方の指導。
2回目
翌日
痛みがあるが、結構楽に感じるとのこと。
前回と同じ施術方針で進め、骨盤を安定させるためのアプローチ、ふとももの筋肉に対してアプローチを追加。
3回目
1週間後
ペインスケールで表すと恥骨は
動作初め、動作時10→2
安静時10→6
と始めの動作初めは良好。
安静時の恥骨の痛みが出るとのこと。
腰はほぼ痛みなく、だるさがあるとのこと。
前回までと同じ施術方針で進める。
4回目
1週間後
恥骨は全く痛みがない状態まで回復。
腰は少しだるさが残るとのこと。
前回までと同じ施術方針で進め、反り腰と仰け反りのバランスを細く調整。
はじめと比べるとかなり解消傾向にあるため、
今後は期間をあけながら出産に臨むように診ていく方針。
考察
今回のケースは妊娠(26週)で来られた症例です。
問診で聞いていくと
恥骨の痛みは
1週間前から痛み出して、思い当たるきっかけは特にない。
痛みの部位は左側により感じて、右も痛みはあるとのこと。
痛みが出る姿勢や動きは動作始めに痛みが出る、座っていても痛みを感じる。
腰の痛みに関しても動作の初め(立ち上がる時、起き上がる時)は「ピキッ」と痛く、この痛みは4日前から出てきたので、自覚的には恥骨をかばっているからと考えていました。
身体を診ていくと
姿勢は立位時、座位時でもかなり反り腰になっている。
その影響で胸郭も固くなっている。
重心は右に傾き、姿勢的要素、呼吸の確認で自律神経系では交感神経が優位と考えられました。
骨盤部の関節は右は緩い、左はかなり固まっている状態。
施術では、反り腰への介入を筋肉と神経学的要素から整え、胸郭も可動性や緊張を取ることを行いました。
骨盤部の左右差をより高まるために骨盤底筋群のトレーニングを指導を行いました。
今回のケースでは姿勢(反り腰)の変化とともに骨盤部及び胸郭部の可動域が向上がみられ、骨盤底筋群の入れる、抜くといった力の入力もバランスが整い、その結果痛みも解消されていきました。
(個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません)
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